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医師余りの時代が来る?将来が不安な医師が行うべき対策

医師余りの時代への対策

◎将来は医師過剰に?不安を抱える医師に必要な対策

厚生労働省の「医師の需給に関する分科会(2018年4月)」によると、2040年頃には「医師過剰」の状態になるとの推計がなされていますが、現役医師の皆さんはどうお考えでしょうか?

(*推計の詳細に興味がある方は参考にどうぞ→医師需給分科会-厚生労働省)

こうした推計等を見て、「医者はこれからどうなるんだろう?」と医師の将来性について不安を感じる方もおられるかもしれませんね。

ただ、医師余りが実際に起こるかどうかは色々と不確定要素(AIが実診療に今後どの程度活用されるか等)も多いですし、現時点で明確な結論を出すことは難しいように思います。

とは言え、「医師は将来も安泰で、過剰になんてならんだろう」と高を括っていると、もし医者が猛烈に余るような時代が来てしまった時に困りますよね。

なので、当ブログ記事では「将来的(2040年頃?)に医師余りになる」とひとまず仮定した上で、医師としてどう備えるのが良いかについてを考察していきます。

医師の将来に不安のある方は是非参考にしてください!

◎若手医師ほど医師余りの時代への備えが必要

医師のキャリア

まず最初に、2040年頃に医師余りの時代が到来するとしても、それに向けた対策が全ての医師に必要なわけではありません。

例えば、現在既に50-60代の医師は今から約20年後の2040年には定年退職している方も少なくないでしょうから、医師余りの時代への対策の必要性は高くありませんよね。

現在40代くらいの医師の方は、対策を講じる必要があるか微妙なラインです。

そして一番問題になるのは、現在20-30代くらいの若手~中堅の医師だと思われます。この年代の医師は20年後はまだ現役として働いている場合が多いでしょうから。

(*ちなみに僕も現在30代なので、医師余りへの対策の必要性をひしひしと感じています…)

ともあれ、医師過剰となった時に自分がそれに巻き込まれるのか、あるいは逃げ切れる年代なのかも考えてみる必要があると思います。

◎医師余りの時代に向けて医師ができる対策とは

さて、医師余りの時代に向けて医師ができる対策にはどのようなものがあるかを考えていきます。

医師ができる対策は大きく分けて2種類の方法があると思われ、具体的には「本業(医師として働く)で備える方法」か「副業や投資等で備える方法」です。

まず、「本業で備える方法」についてまとめてみます。

◎医師余りの時代の医師の働き方(本業で備える)

医師としての本業で備える場合は、さらに「臨床医として働くパターン」と、「それ以外(基礎系、産業医、公衆衛生医等)で働くパターン」が考えられます。

(*当ブログの読者の大半は現在臨床医をしていると想定して書いています)

◎臨床医として働くパターン

まず臨床医として働くパターンですが、これが最も基本的と言うか王道な感じですかね。

ただ、医師が飽和状態でライバルが多い中で、自分がそれなりに良い待遇のままで働きたいなら、「周りの医師との差別化」が必要になります。

勿論、周りとの差別化が必要なのは勤務医も開業医も同じです。

いずれにせよ、ひたすら専門性を高める等して自分の市場価値を上げておくことが大事ですが、個人的には「専門性を高める」というのは「専門医の取得や維持」と必ずしもイコールではないと思っています。

専門医の必要性やメリット・デメリット等については新専門医制度で専門医を取る必要性は?取らないデメリットは?のページにもまとめているので参考にどうぞ。

◎臨床医以外として働くパターン

公衆衛生医

次に、臨床医以外として働くパターンについてです。

2040年頃に医師が余るとしても、それはあくまで臨床の現場の話ではないか?という感じもします。

臨床医以外にも医師の職場は沢山ありますが、臨床の現場以外でも医師が足りないというのはよく聞く話ですよね。

例えば、産業医に関しては実働している産業医数は約3万人であるのに対し、産業医が必要な職場が約16万あると言われており、産業医不足が叫ばれています。

その他、基礎系や公衆衛生医等も医師が飽和しているわけでもないでしょうから、臨床医以外にも医師のニーズはあると思われます。

(*臨床医以外の働き方については医師の転職-臨床医以外のおすすめの働き方と注意点のページも参考にしてください)

よって、現在臨床医をしていて医師余りが心配な方は、念のため臨床医以外の道も模索しておくと柔軟に対応できるのではないでしょうか。

ちなみに僕は2018年に産業医資格を取得しています。

産業医資格は6日間の講習を受けるだけで取れたので、興味のある方は【6日間で】産業医資格のおすすめの取得方法【取れました】のページもどうぞ!

◎医師余りの時代の医師の働き方(副業で備える)

医師にお勧めの資産運用

さて、ここからは医師としての本業ではなく副業や投資等で将来に備える方法についてまとめていきます。

医師で本格的に副業等をしている方は多くないかもしれませんが、僕は数年前から副業や投資を行っており、その体験も踏まえて解説します。

◎投資で将来に備える方法

まず、投資(資産運用)で将来に備える方法についてです。

医師余りの時代の不安で大きいのは何と言っても経済面でしょうから、そこを資産運用で補うというのが基本的な考え方です。

例えば、配当利回り4%の株式を5000万円分保有していれば、働かなくても200万円/年(税引き後で約160万円)の配当収入が得られます。

これくらいの配当収入(不労所得)があれば経済的な不安はかなり減りますよね。

20年もあれば5000万円貯める(250万円/年のペース)のも医師なら不可能ではないはずです。

ちなみに、「不労所得だけで生活したい」と思われる方は医者の失業への備え-不労所得で生活するための具体的な方法のページを参考にどうぞ。

なお、「医師に投資って必要なの?」等と疑問のある方は若手医師にこそ資産運用が必要な3つの理由+お勧めの投資方法のページも一度ご覧ください。

◎副業で将来に備える方法

医師の転職情報

次に、いわゆる副業(「複業」とも言います)で将来に備える方法についてです。

(*公務員医師の方が許可なく副業をするのは公務員法で禁止されていますのでご注意ください)

さて、副業と言っても数多くの種類がありますが、おすすめはネットで行える副業(特にブログ運営等)ですね。

ブログ運営等がおすすめの理由は初期投資がほぼ必要なく、手軽に始められる点です。

ブログには無料ブログも多数ありますし、初期投資がほぼ不要な分、失敗しても大きな痛手になりにくいです。

(逆に、多額の初期投資が必要な副業は失敗した時のリスクが高いので、おすすめしません。転売等も売れない在庫を抱えるリスクがあるので、個人的にはおすすめしませんね)

ちなみに僕は当ブログの他にもう1つブログ(医療と無関係)を運営しております。

副業での収益の大半はブログ(医療と無関係の方)からの広告収入ですが、副業の収入だけで贅沢しなければ生きていける程度にはなっています。

「副業なんて難しそう」と思われるかもしれませんが、僕もブログ知識など全くない素人から始め、何とかなっています。

(「ブログ 始め方 初心者」等とググれば詳しい解説記事がいくらでもある、良い時代です)

本業だけでは将来が不安で、副業にも興味のある方は是非始めてみてください。

副業

…と言ったところで、実際に副業を始めるアクションを起こす人はブログ読者の中で100人に1人くらいでしょうね…

そして、その始めた人の中で1年間継続できる人はさらに100人に1人くらいでしょう。

つまり、とりあえず始めてみて1年間継続すればそれだけで1万人に1人の人材ということになります。

実際のところ、ほとんどの人は勧めてもやらないし、やっても続けられないんですよ、副業なんて。

だからこそちょっと頑張って続けるだけで勝手に周りが脱落していくので、チャンスなんですけどね。

「継続は力なり」と言いますし、20年あれば何とでもなるはずですよ。

ちなみに、ネットでできる副業の1つとして「医師限定のポイントサイト」を利用する方法もありますが、個人的にはあまりお勧めしていません

医師限定のポイントサイトの評価については医師限定のポイントサイトは稼ぎやすいが大してお勧めできない理由のページもご覧ください。

◎医師過剰時代への個人的な対策まとめ

産業医資格

以上、医師過剰時代に向けての様々な対策方法を書いてみましたが、僕個人としては上記ほぼ全てを複合的にこなしています。

具体的には、本業での研鑽もそれなりに積みつつ、臨床医としての雲行きが怪しいようなら産業医(資格取得済)等へのキャリア変更も柔軟に検討するつもりです。

同時に、副業としてブログ等での発信も続けて収益を伸ばしつつ、資産運用で配当収入等も増やしつつあります。

これくらい対策しておくと、医師過剰の時代になってもどうにかなるだろうと思っています。

特に、医師免許と無関係の所(ブログ等)からも収入を得られている事実は大きな自信になりますね。

これからも本業と並行して副業にも力を入れ、経済面での医師免許への依存度をできるだけ下げていくのが目標です。

もし医師免許がないと生きていけないとすると、それだけ雇用主等に足元を見られて不利な条件で働かざるを得ない状況に陥りやすいですからね。

自分を安売りせず、待遇面等で不条理に感じる事に対しては「致しません」と断る力を持つためには、副業も頑張って本業以外の収入の柱を作っておくのが有効だと思いますよ。

◎おわりに

医師余りの時代に向けて医師ができる対策方法についてまとめました。将来に不安のある医師の方の参考になれば幸いです。

なお、前述したように副業は重要だと思いますが、本業が多忙過ぎると副業まで手が回りませんよね。

僕も医局にいた頃は日々の業務で忙しく、副業に割くような時間も気力・体力もなかったのですが、転職して余裕ができた頃に副業を少しずつ始めて現在に至ります。

「忙しくて副業なんてできない」という方は転職も検討してみると良いかもしれませんよ。

医局を辞めて転職したい方は医局の辞め方マニュアル-医師の転職の方法や注意点-のページも参考にしてみてくださいね!