◎医師の投資成績の詳細をブログで公開中!
こんにちは。医師の「はぴえすた」です。
自分は30代後半の勤務医で、「50歳からの不労所得生活(主に株の配当金による)」を目指して資産形成をしています。
(*配当金の目標額は税引き後の手取りで約300万円/年としています)
ちなみに現在の資産額は約2000万円で、毎月約30万円を投資に回して約13年後までに不労所得生活を実現する予定です。
(*不労所得生活開始まで残り156カ月?子育てとの兼ね合い等で前後する可能性あり)
ということで、当ブログ記事では自身の目標達成度合いを確認する意味も込め、不労所得生活を目指す医師が実際に投資している内容や方法等を全公開しています。
不労所得生活に興味がある方は参考にしてください!
(*投資は自己責任でお願いします!)
<追記>
(*最新の投資成績や運用状況は医師がサイドFIREに至るまで【2022年6月の投資評価額:約4716万円】のページにまとめていますので参考にしてください)
◎2020年1-3月までに受け取った配当金(分配金)
まず、2020年1月から3月までの間に受け取った配当金(分配金)の合計は税引き後で642.18ドル(約70010円)でした。
(*為替レートは記事作成時の1ドル=109.02円で計算)
受け取った配当金は主に海外ETF(高利回りの米国ETF)からですね。
ちなみに日本株(主にREIT)も保有していますが、3月までの間に配当金(分配金)はありませんでした。
なお、配当金を受け取った具体的な銘柄(ティッカー)は以下のような感じです。
- SPYD:324.77ドル
- HDV:157.4ドル
- VYM:49.56ドル
- VOO:74.45ドル
- MSFT:19.41ドル
- APPL:16.59ドル
以上で合計642.18ドルです。
配当金は3か月間で約7万円とまだまだ少ないですが、2020年3月に「配当金を重視した投資内容」に変えたばかりなので、今はまあこんなものでしょう。
今年の後半にかけて配当金の受取額はどんどん増えていくと思います。
◎保有している銘柄と利用中の証券会社
参考までに、現在保有している銘柄と利用中の証券会社について紹介します。
<海外ETF(約1075万円分):マネックス証券>
(*評価額等の単位はドルです)
まずはマネックス証券で保有している銘柄についてです。
ちなみに前月のマネックス証券での保有額は約1080万円としており、一見すると今月(約1075万円)は前月より減っているようですが、これは為替レートの影響でそう見えるだけですね。
先月は1ドル=110円で計算していましたが、今月はやや円高となり1ドル=109.02円で計算しているため、日本円換算だと資産額が減少していますが、ドル換算だと増えています。
(*先月98160.27ドル→今月98607.97ドル)
前月の投資内容と比較したい方は不労所得生活を目指す医師の投資方針【2020年3月より方針変更】のページも参考にどうぞ!
なお、投資額は98607.97ドルで含み益は14751.05ドル(+約14.9%)となっています。中々の含み益ですね。
ただ、僕は「配当金重視の戦略(株やETF等を売却せずに一生保有して配当金を貰い続ける)」なので、含み益や含み損に大した意味はありません。
仮に来月に株価が下落して含み損になっていても特に問題はないです。
(*大事なのはあくまで「配当金がいくら貰えるか」なので)
まあそれでも含み益の状態であるというのはちょっと嬉しいんですけどね。
<海外ETF(約25万円分):SBI証券>
次はSBI証券で保有している銘柄についてです。
先月までは海外ETFの買い付けはマネックス証券で行っていましたが、今月からは新たにSBI証券で海外ETFの買い付け(SPYD,JNK,PFFの3銘柄)を始めました。
マネックス証券→SBI証券に変更した理由は1つの証券会社だけに資産を集中させるのを避けて分散させたかったためです。
(*先月の時点で既にマネックス証券に1000万円超の資産を預けていました)
ちなみに証券会社が破綻、倒産しても投資家が保有している株等は保護される仕組みとなっています。
(*法律により、証券会社は「会社の資産」と「顧客の資産」を「分別管理」する義務あり)
このため、別に1つの証券会社だけに資産を預けていても良いと言えば良いんですが、万が一「分別管理」がなされていなかったら困りますよね。
ただ、仮に分別管理がなされていなかった場合でも「日本投資者保護基金」という、顧客1人あたり1000万円までの資産は保護される仕組みがあります。
銀行のペイオフみたいなもんですね。
まあ、大手の証券会社が適切に分別管理していない可能性は非常に低いですが、念には念を入れて利用する証券会社も少し分散を意識してみました。
そこまでする実質的な意味はあまりないかもしれませんけど、資産を1社に偏らせる意味も特にないですしね。
ちなみに僕は不労所得生活開始の頃には1億円前後の資産を運用する予定なので、ざっくり2-3社で数千万円ずつくらい分散して保有しようかなと現時点では考えています。
<国内REIT等(約230万円分)、国内投資信託(約10万円分):楽天証券>
最後に、楽天証券で保有している銘柄についてです。
国内REITと投資信託の合計投資額は約240万円で、含み益は約31万円(+約12.9%)となっています。
先程も書いたように「配当金重視の戦略」において含み益や含み損にあまり意味はありませんが、参考までに。
◎今後の投資方針
今後の投資方針ですが、来月以降もこれまでと同様に毎月30万円(+α)を定期的に投資していく予定です。
(*現在の投資額は約1340万円で手持ちの現金は約620万円)
前述したように僕は「配当金重視の戦略」なので、「総資産の最大化」ではなく「配当金の最大化」を目指していきます。
カッコいい言い方をすると「配当金をKPI(=Key Performance Indicator)にする」ということですね。
(*ちなみに配当金の重要性に関しては「配当金は下落相場のプロテクター(安全装置)、上昇相場のアクセル」という言葉で表現されたりします)
そして具体的な投資先は以下のような感じで考えています。
毎月25万円:SBI証券で海外ETF(SPYD12.5万円、JNK6.25万円、PFF6.25万円)を購入
毎月5万円:楽天証券で国内投資信託「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」を購入
+α:楽天証券で国内REIT等を購入
メインの投資先は高利回りの米国ETFである「SPYD」ですね。毎月30万円の内、12.5万円は「SPYD」購入に費やします。
ちなみに運用額は海外ETF:国内REIT=8:2くらいを意識しており、その比率に合わせて国内REIT等を適宜購入していく予定です。
なお、現金は手元に400-500万円程度は残しておこうと思うので、国内REIT等の買い付けに使えるのは残り100-200万円程度ですね。
国内REIT等は毎月定期的にではなく、株価が下がった時等にタイミングを見て買い増していきます。
(*思ったより株価が下がらず買い増しのタイミングがなければREITの購入は見送ります。海外ETFの方は株価の上下に関係なく毎月一定額を買い増し続けます)
ちなみに、今後も同様のペースで投資を続けると今年の年末時点の運用額は約1600万円になります。
配当利回りは4%前後と見積もっているので、今年1年間での税引き後の配当金額は40-50万円くらいが目標ですね。
この配当金を徐々に増やし、40歳時点で100万円、45歳時点で150万円くらいのペースでいくと50歳時点で300万円が見えてくるように思っています。
(*47歳時に生命保険解約返戻金が2000万円貰える契約をしており、その大半も投資に回すことで配当金増加のペースを上げる予定です)
◎「配当金重視の戦略」は「値上がり益重視の戦略」に劣る?
さて余談ですが、一般的には「配当金重視の戦略」は資産形成をする上で「値上がり益重視の戦略」より不利(配当金にかかる税金の分、投資効率が下がる)だと言われます。
実際、僕も2020年2月のコロナショックまでは「値上がり益重視の戦略」で投資を行っていました。
ただ、「値上がり益重視の戦略は理論上は有利だが、あくまで万事が予定通りにいった場合の理想論では?」と今は思っています。
逆に言うと、「万事が予定通りにいくわけではない実際の人生においては、配当金重視の戦略が(資産形成期においても)勝る面もあるのではないか?」という感じですね。
(*この辺りのことは不労所得生活を目指す医師の投資方針【2020年3月より方針変更】のページにも少し書いています)
別に値上がり益重視の戦略の方を否定するつもりはないですが、投資の戦略は一般論だけでなく個々人の状況や目的等も踏まえたケースバイケースで考えた方が良いとは思います。
僕自身の目的は「30-40年後に資産を最大化させること」ではなく、「50歳(10数年後)で不労所得生活を実現すること」ですからね。
(*資産形成期間が長いほど複利の効果が大きくなりますし、資産形成を30-40年かけて行う想定なら値上がり益重視の戦略がほぼ確実に有利でしょう)
人によって資産形成に費やす期間も出口戦略も異なるのですし、自分の目的に応じた戦略のカスタマイズが大事だと思います。
◎初心者の方におすすめの投資方法
以上が自分の投資内容ですが、投資初心者の方におすすめの投資方法についても簡単に紹介します。
一番無難なのは「楽天証券」で「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」を「楽天カード」を使って毎月5万円ずつ買うことですね。
(*前述したように、僕自身も毎月投資に回している30万円の内、5万円分はこの買い方を行っています)
毎月一定額を買い続けると、株を高くもなく安くもない平均的な価格で購入できることになり、素人でも簡単に「高値掴み」を避けられるメリットがあります。
(*こうした買い方を「ドルコスト平均法」と言い、投資の世界では広く行われています)
また、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」は非常に低コストで全世界の株式に分散投資できる優れモノの投資信託です。
ただ、幅広く投資ができてリスクが低い分、リターンもそこそこ(恐らく数%/年程度)です(=ローリスク・ローリターン)。
逆に、個別株等に投資すれば数十倍、数百倍のリターンも期待できますが、企業の倒産で価値が0になるリスクもあります(=ハイリスク・ハイリターン)。
初心者の方がハイリスクな個別株に手を出すのは個人的にはおすすめしませんね…
まずは投資信託やETF等で投資に慣れる方が良いと思います。
そして、「楽天証券」では投資信託を「楽天カード」で購入することで、購入金額の1%分の楽天ポイントが貯まる(*毎月5万円分まで)という見逃せないメリットがあります。
(*投資の世界で1%分のリターンが確定しているというのは、とてつもないことなのです)
ちなみに、初心者向けとは言え、例えば「毎月5万円を30年間投資する(1年のリターン5%)」で試算すると元本が1800万円に対して30年後の資産は約4160万円です。
(*楽天証券の「積立かんたんシミュレーション」で試算してみてください)
30年で元本の2倍以上になる(勿論、「計算上は」ですが)と考えると十分な成績と考えることもできるのではないでしょうか。
少なくとも初心者が闇雲に売買したり、あるいは資産の大半を日本円のまま貯金しておく(インフレに無防備)、等というよりは相当マシな気がします。
そして、より手軽に投資をしたい方は「ロボアドバイザー」もおすすめです。
「ウェルスナビ」や「THEO」等のロボアドバイザーは口座を開設して入金額の設定をすれば後は自動で分散投資をしてくれます。
ネット証券で投資信託を買うのと違い、自分で銘柄を選ぶ必要すらないので非常に手軽です。
(*手軽な分、手数料は年1%とやや高めですが、長期利用で手数料は割引されます)
ちなみに僕も2020年2月まではウェルスナビやTHEOを利用していましたが、3月に配当金重視の戦略に変更したことに伴って利用中止しました。
(*ウェルスナビやTHEOは「配当金」ではなく「値上がり益」を重視する方向けのサービスです)
ただ、運用成績が悪かったわけではないので「値上がり益」重視の方(特に投資初心者)にはウェルスナビやTHEOは普通におすすめだと思います。
(*投資は自己責任でお願いします!)
なお、資産形成のためには投資だけでなく「本業での収入アップ」や「支出を減らすこと(節約)」も非常に大事です。
この辺りのことは医師にお勧めの資産形成の方法まとめのページも参考にどうぞ!
◎おわりに
50歳までに不労所得生活(税引き後で約300万円/年の配当金受取り)達成を目指す医師の投資方針や運用成績等について紹介しました。
今後も運用成績等については定期的にブログにまとめていく予定なので、どうぞご覧ください。
ちなみに「不労所得」と言うと「不動産投資」も思い浮かぶかもしれませんが、多忙な医師が本業の片手間でやって上手くいくとは思えませんね…
不動産投資については医師に不動産投資をお勧めしない理由【他人の失敗から学ぶ】のページにまとめたので、大損する前に一読してみてください。
また、現役医師にとって資産運用と同様に重要なのが「働けなくなるリスク(病気、怪我等)への対処法」です。
こちらについては「民間医局」登録を全ての現役医師にお勧めする3つの理由のページで解説していますので、併せて参考にしてくださいね。