公開:2020/01/24

子育て中の医師が副業(ブログ等)での収入確保にこだわる理由

子育て中の医師と副業
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◎高給取りの医師が副業を続ける理由-子育てへの思い

当ブログを運営しているのは30代後半で二児(9歳,5歳)の子育て中の男性医師「はぴえすた」です。

僕の本業である医師としての年収は約1500万円であり、副業であるブログ(当ブログの他にもう1つ運営しています)からの収入は大体サラリーマンの年収くらいです。

このように書くと、「本業の収入だけで十分高いのに、なんで副業までするの?」と思われるかもしれませんね。

勿論、本業以外にブログ等の副業を頑張っているのは自分なりの理由があります。

その理由を端的に言うと、自分の子供達に「将来もし学業や仕事等で失敗したとしても、いくらでもやり直せるよ」というメッセージを身をもって伝えたいからです。

以下の記事では子育て中の医師が本業以外に副業での収入確保にこだわる理由についてもう少し詳しく書いていきますので、どうぞご覧くださいね。

◎子供が将来つまずいた時に親としてどう支えるか

親の支え

子育てをしている親としては子供の人生が明るいものであることを願いますが、人生というものは時に思い通りにいかないことも勿論ありますよね。

子供自身の思うような仕事に就けないとか、仕事に就いたもののブラックな職場で消耗してしまったりとか。

また、仕事以前に学生時代に不登校等になってしまう可能性だってあります。

このように子供がつまずいた場合、本来はまずその辛い状況から離れて一旦休み、体勢を整えることが必要ですよね。

しかし、残念なことに日本社会においては「一旦人生のレールを踏み外す(学業や仕事等)と挽回できない」というような風潮が根強くあるように思います。

(だからこそ「一旦入社すれば安泰」みたいな終身雇用や年功序列等の制度が重宝されたのかもしれませんが)

人生のレール

もし親自身が「一度レールから外れると挽回できない」と思っていると、躓いた子供に「休んで良いよ」とは言いつつも「でもこの先はどうしよう…」と不安になってしまうでしょう。

また、子供自身も「休めと言われても、その先は一体どうするの…」と焦ってしまい、「辛い時に休む」という選択をし辛くなってしまうかもしれません。

そうならないためにも、親自身が「一度レールを踏み外したとしても大丈夫」という確固たる信念を持っている必要があると思うのです。

親が「つまずいても大丈夫!」と心底思っていれば子供に「今は一旦休んだ方が良い時期だよ」と自信を持って伝えられるはずですからね。

そして、親自身が「一度レールから外れても大丈夫」という自信を持つために重要なのが副業だと思うので、その辺りをもう少し詳しく書いてみます。

◎親自身が「レールから外れた生き方」を身をもって示す

親の自信

冒頭にも書いたように僕の本業は医師ですが、数年前から副業としてブログを運営しており、今では副業だけでも生活できるくらいのお金は稼げています。

ブログを始めた当初はブログに関する知識など全くない素人でしたが、ブログ運営でわからない事が出てくる度にネットで調べつつやっていたら何とかなりました。

こうした経験から僕は「予備知識がない分野でも、うまくやれば生活できる程度の収入を得るくらいはできるのだ」という自信を持つことができたのです。

(*当ブログは医療系の内容ですが、ブログ収入の大半は医療とは無関係のもう一方のブログから得られています)

勿論、親である自分がうまくいったからと言って子供が同じように副業でうまくいくというわけではありません。

ただ、本業で稼ぐ以外の道を実践できていない親が「休んでも何とかなるよ」と言うのと副業の実績がある親が「休んでも何とかなるよ」と言うのでは説得力が違うと思うんですよね。

後者の場合は親という、「実際に何とかなっている身近な実例」があるわけですから。

(*前者の「何とかなるよ」を聞いた子供が本当に安心できるのかどうか?)

また、親自身としても「子供がレールから外れても生きる手段はいくらでもある」と自信を持って子供の成長を見守ることができ、それは子供の安心感にも繋がると信じています。

なお、副業で収入を得ることは親自身の人生においても重要です。

副業である程度稼ぐことができれば、本業でブラックな雇用者に足元を見られて搾取されることも減りますよ。

(*医師もブラックな職場で搾取されている人が少なくないですが…)

「待遇を悪くしてもどうせこの職場を辞められないんだろ?」と雇用者に思われないように、歯向かうための武器(副業での収入等)を持っておきましょう。

◎親世代の「常識」は子供世代の「非常識」

子育ての常識

子育て中の親が副業に取り組む意義をもう少しだけ付け加えます。

振り返ってみると、僕達が子供の頃の親の意識というのは「良い大学に進んで大企業に入れば人生は安泰」みたいな感じだったと思います。

一昔前の感覚で言うと「終身雇用」や「年功序列」等は当然のものだったんですよね。

しかし、最近ではトヨタのような大企業でも「終身雇用は限界」というような発言が聞かれますし、50歳以上を対象とした早期退職を実施する企業も増えてきています。

また、NEC等のように新卒の優秀な人材を年収1000万円で募集する等、「年功序列」ではなく「能力主義」の姿勢を打ち出す企業も出てきています。

上記のように「終身雇用や年功序列等が前提でない」ということはキャリアの途中で転職することも当然ですし、副業(複業)的なマルチキャリアパラレルキャリアも増えるでしょう。

グローバル社会での激しい競争に勝つためには、こういった社会の変化は仕方ないことではあるかもしれませんね。

社会の変化

ただ、怖いのはこのように社会が激しく変化しているにもかかわらず、親の方が「過去の常識(終身雇用等)」に縛られたまま子育てに臨んでしまうことです。

2020年現在でも終身雇用や年功序列等には陰りが見えているのですから、子供世代が大人になる頃にはそれらの制度は完全に崩壊して過去のものになっていても不思議はありませんよね。

よって、「良い大学に進んで大企業に入れば人生は安泰」という旧世代の常識は「新たな時代を生きる子供達には通用しないかもしれない」と子育て中の親は認識しておくべきだと思います。

「本業一本」だけでも生きてこれた親世代ですが、「転職や副業等が当たり前になる子供世代の常識を学ぶ」という観点からも副業をやる意義はあるはずです。

なお、ここでは主に企業勤めの会社員を想定して書きましたが、将来は医者も安泰とは限りません。

将来訪れると予測されている「医者余り」やAIの発展の影響等により、医者の働き方や待遇も現在とは変わっていくでしょう。

参考記事→医師余りの時代が来る?将来が不安な医師が行うべき対策

◎おわりに

子育て中の医師が本業以外に副業での収入確保にこだわる理由についてまとめました。

「本業以外に副業等の収入源を持つ」というのはにとっても子供にとっても大事なことだと思います。

なお、「副業をしようにも本業が忙しすぎて…」という医師の方は転職も検討してみると良いかもしれませんよ。以下の記事等も参考にしてくださいね!

参考記事→医師の転職成功のポイント-失敗しないための3つの注意点と対策